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自信が持てない夜に。私が「私を肯定する」ために試した方法

夜って、どうしてあんなに、自分のことを責めたくなるんだろう。
あったかいお風呂に入って、明かりを落とした部屋で一人になると、
「私、何もできてないな」とか、「なんであのとき、あんなこと言っちゃったんだろう」とか、
誰も責めてないのに、自分を一番厳しく責めてしまう。

そんな夜が、ずっと続いていた時期がありました。

だけど、あるとき気づいたんです。
“自信”って、「できるようになること」じゃなくて、「自分を好きでいようとする姿勢」なんだって。

今日は、そんな私が、自分を肯定できるようになるまでに試してきたことを、そっとシェアします。


目次

SNSを見ない夜をつくる

「他人の幸せが、私を苦しめる夜がある。」

そんなふうに感じたことはありませんか?
私にはあります。
友達のキラキラした投稿、結婚や昇進の報告、素敵なレストランの写真。
比べなくていいって頭では分かってるのに、心が置いていかれる。

だから、私はまず、「見ない」を選びました。
寝る前のスマホをやめて、代わりにノートを一冊用意しました。

そのノートには、

  • 今日ちょっと頑張れたこと
  • 気づいた小さな喜び
  • 「私、これ好きだな」と思った瞬間

そんなことを書くだけ。

SNSの世界じゃ“誰かと比べる私”だったけど、ノートの中では、“私だけを見てくれる私”でいられる。
これは私にとって、最初の「自信の種」になった気がします。


“できたこと”より“続けられたこと”に目を向ける

ある時、自己肯定感がすごく高そうな友人に、
「自信ってどうやって持てるの?」と聞いたことがあります。

その人が言ったのは、
「“今日も起きて会社に行った”って、すごいことだよ」って。

…え、それって当たり前じゃない? って思ったけど、
でも私は、よく体調を崩したり、朝起きられなかったり、
そもそも気分が落ち込んで家を出られない日も多かった。

そんな自分にとっては、“起きて外に出た”ってすごいことなんだ。

そこからは、手帳に「今日やれたこと」を1行だけでも書くようにしました。
「歯を磨いた」「スーパーに行けた」「洗濯できた」
そんなささいなことでも、“自分って思ってるよりちゃんとやれてるんだな”って実感できたんです。


「ありがとう」と言うタイミングを、自分にも向けてみる

誰かに「ありがとう」を伝えるとき、少しだけ心があたたかくなりますよね。
私はそれを、自分にも使うようにしました。

  • 朝起きてくれてありがとう
  • 今日も疲れてるのにご飯作ってくれてありがとう
  • 泣きたい気分をこらえて、なんとか過ごしてくれてありがとう

自分の心に、そっと声をかけるイメージで。
“私”という一人の大切な存在に、感謝を送る。

不思議なことに、これを続けていると、
少しずつ、「私、けっこう頑張ってるかもな」って思える日が増えてきました。


自分にやさしい言葉をプレゼントする

昔の私は、自分にめちゃくちゃ厳しかったです。
「なんでこんなこともできないの」
「また失敗してるじゃん」
「もっとちゃんとしなよ」

でもある日、それを他人に言われたら、私は絶対泣いてるなって気づいたんです。
「自分で自分をいじめてた」って。

それからは、あえて「やさしい言葉」に書き換えるようにしました。

  • 「今日はできなかったけど、それでも大丈夫」
  • 「頑張ってること、私が一番知ってるよ」
  • 「また明日、やればいいじゃん」

最初はうまく言えなかったけど、何度も繰り返しているうちに、
少しずつ、自分が“味方”になってきたんです。


「誰かのため」じゃなく「自分のため」の夜時間

これも大事でした。
他人の期待に応えようとしすぎると、自信ってすり減っていくんですよね。

だから私は、夜の時間だけは、「誰のためでもなく、自分のため」に使おうって決めました。

  • 好きな香りのオイルでマッサージしてみる
  • 雑誌をパラパラめくって、“ときめき”を探す
  • 湯船で目を閉じて、自分の声だけを聞く

「これ、私が私にしてあげてる」
そう思うだけで、心がほっとするんです。


過去の自分を、抱きしめるように思い出す

自信がないときって、過去の失敗ばかり思い出してしまう。
でもその“失敗”も、“無力さ”も、今の私をつくってる大切な要素なんです。

私は、昔のノートを見返すことがあるんですが、
そこに書かれていた悩みや涙は、今読んでみると、
「こんなに頑張ってたんだな」って思えるものばかり。

今の私が、過去の私を肯定してあげる。
すると、「これからの私」も、少しだけ信じてみようって思えるんです。


最後に:自信は“取り戻す”ものじゃなく、“育てていく”もの

「自信がほしい」と思っていたあの頃の私に、
今の私が伝えられるとしたら、こんな言葉を贈ります。

自信って、突然わいてくるものじゃない。
毎日の小さな行動のなかで、少しずつ育てていくものだよ。
そして、それは“できるようになる”ことじゃなくて、“どんな私でも大丈夫”って言えるようになることなんだ。

不安な夜、孤独な夜にこの記事を見つけてくれたあなたが、
今日、ほんの少しでも自分をやさしく見つめるきっかけになったら嬉しいです。

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この記事を書いた人

まいのアバター まい 元風俗嬢ライター

名前を呼ばれることのない仕事で、生きてきた。
誰にも言えなかった夜の記憶を、少しずつ言葉にしています。
読んでくれたあなたの心が、ふっと軽くなりますように。

「何の価値もない」と思っていた過去も、今では私の物語になりました。
同じ痛みを知るあなたに、そっと届きますように。

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