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自己肯定感がゼロだった私が、Noteで文章を書き始めた理由

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「自分なんて、誰にも必要とされてない」

これが、少し前までの私の口ぐせでした。

何をしても不安で、何をしても自信が持てなかった。
人にどう思われるかばかり気にして、自分の気持ちを後回しにする日々。
笑っていても、心の中ではいつも「ごめんなさい」と言っているような気持ちでした。

そんな私が、ある日ふと、Noteで文章を書き始めた。
それが、少しずつ「自分を大切に思えるきっかけ」になったのです。


なぜ、自己肯定感がゼロになったのか

私が自分を嫌いになったのには、ちゃんと理由がありました。

・小さなころから「いい子でいなさい」と言われ続けたこと
・親の借金を肩代わりするために、夜職に入ったこと
・誰にも話せない経験が増えていったこと

「こんな自分じゃダメ」
「私は普通の人とは違うから」
「どうせ、ちゃんと生きてる人にはわからない」

そんな風に、自分のことを責める思考が癖になっていたんです。


Noteという場所との出会い

SNSで誰かのNoteを読んだのが、最初のきっかけでした。

「この人、私と同じ気持ちだったんだ…」
「こんなふうに言葉にしてもいいんだ」

その記事を読んだとき、胸がぎゅっとして、少し泣きました。

自分の言葉を出すことが、誰かの役に立つかもしれない。
そして、自分自身を知るきっかけになるかもしれない。
そんな希望を感じて、私もNoteを書いてみようと思いました。


最初の記事は、手が震えながら書いた

初めての投稿は、短いものでした。

「誰にも言えなかったこと、ここに少しずつ書いていきたいと思います」

たったそれだけ。

でも、「公開」ボタンを押すまでに、1時間以上かかりました。
怖くて、恥ずかしくて、でもどこかで「誰かに届いてほしい」と思っていました。


書くことで、自分と出会い直す

不思議なことに、文章にすると、少しだけ自分の気持ちがわかるようになるんです。

「本当は、あのときすごく悲しかった」
「誰かに、ただ話を聞いてほしかっただけだった」

心の中で整理されないままにしていた気持ちに、文章として名前をつけていく。
それはまるで、自分の過去を一つずつ抱きしめ直していくような作業でした。


誰かの共感が、私を支えてくれた

あるとき、こんなコメントをもらいました。

「あなたの言葉に救われました」
「わたしも、自分を責め続けてたけど、少し優しくなれる気がした」

その言葉で、私の中の「価値がない私」という思い込みが、少しずつほどけていきました。

「こんな私でも、誰かのためになれるのかもしれない」
そう思えたとき、涙が止まりませんでした。


自己肯定感は“育てる”ものだった

ずっと、「自信」は生まれつきのものだと思っていました。

でも違った。
少しずつ、自分に「許し」や「優しさ」を積み重ねることで、
自己肯定感って“育てていける”ものだったんです。

書くことは、その育て方の一つ。
文章の中で、自分の気持ちをちゃんと扱ってあげることで、
少しずつ「自分と仲直り」していけたような気がします。


今でも、揺れることはある

「もう大丈夫!」なんて言えたらかっこいいけど、
正直に言うと、今でも夜に不安になることもあります。

でも違うのは、
「その気持ちを、私は知ってる」って思えること。
「私は、ちゃんとここにいる」って思えること。

文章を書き続けることで、私は少しずつ強くなれたのかもしれません。


最後に:誰かの物語が、誰かの光になる

もし今、あなたが「自分に自信が持てない」と感じているなら、
少しだけ、自分の気持ちに言葉を与えてみてほしい。

うまく書けなくても、まとまらなくてもいい。
それが、あなた自身と出会い直す“入口”になるかもしれません。

私がNoteで救われたように、
あなたの言葉が、誰かの心を軽くする日がきっと来ると、信じています。

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この記事を書いた人

まいのアバター まい 元風俗嬢ライター

名前を呼ばれることのない仕事で、生きてきた。
誰にも言えなかった夜の記憶を、少しずつ言葉にしています。
読んでくれたあなたの心が、ふっと軽くなりますように。

「何の価値もない」と思っていた過去も、今では私の物語になりました。
同じ痛みを知るあなたに、そっと届きますように。

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