夜になると、ふと押し寄せてくる不安。 誰にも言えないまま、スマホを見つめて時間だけが過ぎていくーー。
かつての私は、まさにそんな毎日を過ごしていました。
でも、少しずつ “夜との付き合い方” を変えていくことで、 今は「夜が来ることが怖くない」と思えるようになってきました。
この記事では、そんな私が実際に実践している “夜の不安を和らげるセルフケア” を5つ紹介します。 どれも今日から取り入れられるものばかりなので、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
“考えない時間” をつくる:ノートに頭の中を書き出す
夜になると、昼間は気にならなかったことがふと頭をよぎることってありませんか? 「今日あんなこと言っちゃって大丈夫だったかな」 「このまま一人だったらどうしよう」 「将来が不安すぎる…」
思考が止まらないまま布団に入ると、どんどん不安が膨らんで眠れなくなってしまいます。
そんなとき私がやっているのが、**「書き出すこと」**です。 A4のノートに、今思っていることをとにかく全部書いてみる。 誰に見せるわけでもないので、かっこつけず、ネガティブなこともそのまま書く。
これは、「頭の中のゴミ出し」みたいな感覚です。 書き終えた頃には、ちょっとだけ心が静かになっている自分がいます。
“安心する香り” に包まれる:アロマの力を借りる
言葉では説明しにくいけれど、香りには”感情に直接働きかける力”があります。
私は寝る前に、ラベンダーやベルガモットなどのアロマオイルを焚いています。 香りを吸い込むと、自然と深い呼吸になっていくんですよね。
「落ち着きたい」と頭で考えるのではなく、 香りという感覚刺激を通して、無理なくリラックスできる状態に持っていく。
それだけで、体と心が「今は休んでいいんだ」と気づいてくれる気がします。
アロマストーンや枕に使えるスプレーなどもおすすめです。
“体を緩める”:ゆるストレッチで自律神経を整える
不安で眠れないとき、体も無意識に緊張していることが多いです。
そんなときは、5分だけのストレッチでもいいから、体をゆるめる時間をつくります。 ポイントは「頑張らないこと」。
ヨガマットがなくても、ベッドの上でできる簡単な動きでOKです。 首を回したり、肩をゆっくりまわしたり。
ストレッチをしながら、「今日もよく頑張ったね」と体に声をかけてあげる。 そんなセルフタッチ的な感覚も、不安をやわらげてくれます。
“スマホを置く”:デジタルデトックスで思考を休める
寝る直前までSNSを見たり、YouTubeを流し見していると、 情報が脳に入りすぎて、心が休まるタイミングがなくなってしまいます。
なので私は、寝る1時間前にはスマホを置くルールをつくりました。
最初は少し落ち着かなかったけど、慣れてくるとこの時間が 「自分を感じる時間」になりました。
何かを”見る”代わりに、アロマを焚いたり、お気に入りの詩集を読んだり。 情報ではなく、感情に触れる時間を持つことで、 「大丈夫、ちゃんと眠れる」という安心感に変わっていきました。
“言葉を味方にする”:癒されるフレーズをストックしておく
夜の不安って、「自分を責める言葉」が自動的に浮かんでくることから始まりませんか?
「何やってもダメだな」 「どうせ私なんて」
そんな言葉に飲み込まれてしまう前に、 自分を癒す言葉のストックを用意しておくのがおすすめです。
私はスマホのメモに、
- 誰かがかけてくれた優しい言葉
- 本や映画で心に残ったフレーズ
- 自分で書いたおまじないのような一文
を保存しておいて、不安なときに見返しています。
「そのままのあなたで大丈夫だよ」 「今日も、生きててえらい」
たった一言で救われることもあります。
最後に:夜を怖がらなくてもいいように
不安な夜は、誰にでも訪れます。
でも、「夜が怖い」と思ったそのときから、 小さくてもいいから”自分を癒す選択”をしてあげることが大切です。
今回紹介したセルフケアは、 どれも特別なものではありませんが、 「自分の気持ちに寄り添う」ことを習慣にするための第一歩です。
夜が怖いと感じるあなたへ。 あなたの不安が、少しでもやわらぎますように。